調色って何? 塗料の調色は色の見極めが肝心。
2016年12月29日
こんばんは、革研究所・福岡西店の藤原です。
久しぶりの店長ブログ及びおそらく今年最後の店長ブログの更新となりました^_^;
さて、今回は革製品の染め直しをする際に重要な塗料の調色についての投稿です。
塗料の調色とは、バッグや財布・ソファーなどを染め直しする為に、
赤・黄・青・黒・白などの塗料を調合して元々の色にピッタリ合うように塗料を作る作業の事です。
ひと口に「ピンク」と言っても、鮮やかなピンクなのか・桜の花のように淡く優しいピンクなのか、
黄色みの強いサーモンピンクなのかなど、色にはそれぞれ特徴がありますよね。
下の画像は、コーチのグレーのバッグの調色途中ですが、白と黒で作ったグレーに
赤みを足したり黄色みを足したりして目標の色に近づけていきます。
この時の調色には青は不要だと判断して、上記4種類の塗料を使用しました。
塗料の調色をする際には、その色の特徴を捉えてなるべく最短で塗料を作る必要があります。
色の微調整を続けているうちに多くの種類の塗料を混ぜることになってしまい、
くすんだような汚れた感じの色になってしまいます(>_<)
色の調整を大きく間違えると、その塗料は諦めて一から作った方が早いので、
色の特徴を捉えて慎重にかつ素早く調色作業する毎日です。
以上、気まぐれ店長ブログでしたー。
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