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カッシーナCABのカラーチェンジ施工(黒ずみ・シミ)も除去します!!

2011年08月8日

今回の施工事例はカッシーナCABのカラーチェンジです。

革研究所・神戸店お得意のデザイナーチェアーの施工です。

また、今回は施工方法を公開させて頂きます。

是非、自宅やお店にあるあなたのCABが上記の写真の様な背もたれ部分と座面部分にあるシミがあったら革研究所・神戸店をご検討下さい。

高価な商品だけあってやっぱり永く使いたいですよね、だからリペアという選択肢がある事を今回はお伝えしたいです。

カッシーナの様なヌメ革素材の張替えはほとんどと言っていいほど施工してくれる業者はありません。

そこでまだまだ使える本革はリペアを施し使って頂きたいというのが革研究所・神戸店の考え方です。

※ちなみに弊社は張替えも行っておりますので、どうしても張替の方が良いという方はご遠慮なくおっしゃって下さい。

次にコバ(革の断面)処理についてご説明いたします。

こちらも上記の写真をご覧いただければお分かりだと思いますが、劣化していくにつれて、ケバケバになってくるのです。

以上を踏まえ施工方法を公開いたします。

長くなりますが、お付き合い頂ければと思います。

①まず、ヌメ革に定着している油分や汚れを特殊なアルコールにて脱脂していきます。

②次に糸目部分に余分な塗料(樹脂)が付着しない様にマスキングテープにて保護していきます。

※この作業をおこなう事により

③次に表面のスレや傷を慣らしていく為に紙製のやすりで研磨していきます。

※この作業により仕上がりが断然変わります。

④次にカラーチェンジ後のカラーを調色します。

革研究所・神戸店ではどのようなカラーでも忠実に再現いたします。

また、カッシーナCABのオリジナルカラーに関してはデータをもとに調色しておりますので、新品の風合いによみがえります。

⑤次に調色した塗料と特殊樹脂を混合し本体に直接塗布していきます。

⑥次に塗布した面の肌触りを良くする為にスポンジ製のやすりで表面を慣らしほこりや凸凹を除去していきます。

この作業は何度も繰り返し指の腹で手触りを確認しながら妥協することなく行います。

⑦次に今回の様な赤茶※レッドカラーがベースの物はカラーの退色(色あせの早さ)が早いです。

その為、色あせを防ぐ特殊溶剤を塗布していきます。

※コチラの溶剤は弊社独自の他社にはない溶剤です。

⑧次にコバの処理です。こちらは溶剤を何度も何度も重ねて塗り上げ施工していきます。

⑨次に色止めの溶剤を塗布していきます。

こちらを塗布する事によりまず衣類に色移りをする事はありません。

⑩次に最終工程のトップコーティングの塗布です。

※こちらを塗布する事により耐久性・耐水性の向上を高めます。

また、艶加減も設定できます。今回の赤茶のカッシーナCABは少し艶ありがオリジナルですので、忠実に再現を行います。

仕上がりはこちらです。

いかがでしょうか新品に近い状態まで復元できたのではないでしょうか?

また、シミに関してもほとんどわからないくらいまでになっているのではないでしょうか?

コバ処理に関してはこの様な感じです。コバがあるだけで随分アクセントが付きますね・・・

ほとんどのリペアショップでは、1カ月くらいの補修期間を伝えられますが、弊社では、納期に関しても1週間~2週間のお預かりでお渡しができます。

ソファー等の家具の革製品でお困りの方は、何なりとご相談下さい。

リペアを出さなくても自身でお手入れができるかもしれません!

弊社ベテラン革職人がきめ細かなアドバイスをさせて頂きます。

お見積りは無料です。

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