バルセロナチェア 修理/革ベルト破れによる交換補修を鹿児島県某町役場さまからご依頼頂きました。1人で出来る施工方法教えちゃいます編
みなさん、おはようございます。
「購入後7-8年かな~。ロビーに置いてあるんだけどお子さんがピョンピョンはねて革が切れちゃってね~」なんてお悩みございませんか??鹿児島中央店の山里です。
本日の施工ブログは、某サッカー選手がCMで座っていた【バルセロナチェアの革ベルト交換編】になります。また、ビフォアアフターの後には、【一人で出来るバルセロナチェア革ベルト施工方法編】も掲載しておりますのでどうぞ参考にされて下さい。
【ビフォア】 【アフター】
いかがでしたか??革ベルトだけでの座面の支えですので結構厚みの革を使うのが理想ですね。厚みがあって柔軟性のあるといったところでしょうか。。バルセロナチェアは洗練されたデザインですが、裏を返すと耐久性が通常のソファーの構造に比べると少し弱いという点が挙げられます。
では、下記より【バルセロナチェア1人で出来る革ベルト交換編】になります。では、早速ご覧くださいませ。
①まず、構造をよく確認します
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②革ベルトを外すために、まずは既存のリベットカシメを外します。この際に使用するのが電動ドリルです。この時点では、本体のステンレスに開けられている穴の大きさがわかりませんので、まずはカシメの穴より少し大きめのドリルでグリグリ攻めていきます。
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③すると、下の写真のように外れますので、穴の大きさを確認して穴より少し小さめのドリルでグリグリ行きます(効率があがります)。
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④そして、取り外した革ベルトとリベットカシメです。これで、とりあえずカシメの破壊完了です。
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⑤そして、とりかえる新しい革を準備します。厚さは3mmです。真ん中付近にアイフォンを置いてますので大きさをご確認ください。
牛の形をしているのがわかりますか??これを半裁と呼びます。今回は270dc(デシ)の大きさを準備しております。1dcが10cm×10cmです。ご自分で革を発注される場合もこの単位を知っていると大丈夫です。大体、革屋さんはこちらが素人でも何dcですか?と平気で玄人用語を使いますのでご安心ください。これであなたも大丈夫です。
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⑥そして、寸法をしっかり計り、カットして参ります。今回は、座面部位のみの交換ですので全部で22本です。
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⑦そしてチェア本体と新革ベルト装着のためリベットカシメを打ち込むための穴をあけます。
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⑧そして、まずは片側のリベットカシメをカシメをリベッターという工具で装着していきます。
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⑨そして、結構、強めに引っ張ります(張ります)。結構強めがいいです。なぜなら、座面部位ですので結構重力がかかるところですので引っ張ります。革は伸びますので。。
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⑩そして、最後は⑧と同じようにリベットカシメをハンドリベッターで装着して完成です。
※ちなみ今回使用した革は左側の本革一枚ものです。
いかがでしたか??これで、バルセロナチェアの切れやすい革ベルト交換をご自分でやってみたい方は出来るのではないでしょうか??
必要なもの一覧:革、革カッター、電動ドリル、リベットカシメ、ポンチ(穴開け用)、あとはやり遂げる情熱でしょうか。。
ではでは今日はこの辺で。。。
革ベルト一人で交換可能です。。鹿児島中央店の山里でした。
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