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レザー財布の色剥げ!何故革の上に加工がしてあるかご存知です?

2017年10月1日

レザー製品の表面にはいろいろな加工方法がございます。

 

加工方法と言うのは、どのようなお色で加工してあるか?

で、ございます。

 

ラメが入っていたり、パールが入っていたりと、そのブランドならではの加工方法もございます。

 

もちろん、そのような加工方法のものでもやはり傷んできます。

当然傷みがでれば、その加工してある表面が剥げてきます。

 

だからと言って、使えないと諦めてしまわず、まずは修理・修復が可能かお問い合わせください。

そんな皮革製品のクリーニングからスレ傷補修、張り替え、交換、色替えまで対応できるお店 革研究所でございます!

 

 

 

 

皆様 おはようございます、革研究所 名古屋東店・名古屋大須店の陶山(すやま)です。

 

今回ご紹介させて頂きます商品は、クロムハーツ【CHROME HEARTS】の長財布です。

お色はラメ入りレッドでしたが、所々剥がれ下地の黒色が見えておりました。

まずは、その塗装膜を取り除き、再度表面を作りながら黒色にしていきました。

Before After
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荒れておりました表面を整えながら作っていきました。

艶に関しましては、かなりマットな状態が良いと言うことで、ここまで落としました。

これ以上落としますと、黒色が曇ってしまうためギリギリで調節をいたしました。

 

ハゲハゲの状態でありましたが、ここまでお直しできました!

いかがでしょうか?

 

 

革の上に何故塗装がしてあるのでしょうか?

もちろん、ヌメ革や染め革のように塗装膜の無いタイプの革もございます。

 

で、何が違うかと言いますと、やはり  汚れに強いか! です。

染めてその上にトップコートを塗り、革の表情を生かした セミアニリンは、シミになりやすいです。

塗装膜がある革は、革をその塗装膜が守ってくれるため、キズや汚れに強いと言えます。

 

でも、その塗装膜が剥がれてきますと当然革に直接的にダメージを与えてしまいます。

そこから革の乾燥も始まり、徐々に傷んでいってしまいます!

それでは、革が破れるのを待つだけです!

 

そこで今回修理させて頂いたように、表面を再度作るお直し方法で修復させて頂きました。

 

 

 

革は摩擦と水分に弱いです!

特にソファのような人間が座るものは、摩擦が大きく関係してきます。

その摩擦で、表面が荒れてしまい、破れに近づいていきます。

それをなるべく守ることで、また遅らせるために当店のサービス

革表面修理が必須となります!

 

「え、塗ってあるの?」と疑問に思われる方も多いと思います。

牛の皮が最初から、真っ黒や赤色、青色・アイボリーとかはありません!

人間と同じ肌のお色をしております。

 

 

でも、革の持つ本来の良さを感じたい方には、少し抵抗があると思います。

染め革が傷んでしまい、また染め直すことは可能ですが、スレ傷を埋めていくことはできません!

表面を作らない限り!

全く別の革になってしまいます。

 

 

このように革にはいろいろな加工がしてあります。

その加工方法に合わせ、メンテナンス(クリームを塗ったり、保革してあげる)してあげてください!

 

 

 

エナメル修理、ソファー修理、革リメイクペイントもあるホームページはこちら!

 

 

革製品のお悩みことは、まずはお気軽にご相談下さい。

 

それでは、ご連絡お待ちしております。

革研究所の陶山でした。

 

 

 

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