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ヌメ革バッグの雨じみ!非常に乾燥しやすい革だからしっかりとメンテナンスが必要に

2017年08月26日

革にはいろいろな種類がございます。

 

動物の皮から革にするためには、鞣す(なめす)工程が必ず必要です。

その鞣し方で、表情が変わってきます。

 

皆様ご存知のヌメ革

こちらは樹木や植物から抽出した渋を利用して鞣す タンニン鞣し。

なるべく革の素材をいかすための鞣し方と言われております。

 

今現在では、クロム鞣し(化学的製法)が多いです。

 

先のタンニン鞣しで作られたヌメ革は非常にシミが付きやすいため、あめ色になっていくのを楽しめる部分はございます。

また、非常に乾燥しやすい革でもあります。

なので、オイルで保湿するメンテナンスが非常に大事になってきます。

そのような革の場合、乾燥しきってしまうと、やはり交換をお勧めさせていただきますが、バッグになりますともう一度作製する事になってしまいます。

そちらを考え、革研究所では染め直し修理としてお色を入れ表面を作り、お直しする方法もございます。

 

 

 

 

皆様 こんにちは、革研究所 名古屋東店・名古屋大須店の陶山(すやま)です。

 

今回ご紹介させて頂きます商品は、ブリー【BREE】の2wayバッグです。

 

部分的に乾燥してひび割れている部分がございました。でもそのひび割れが埋まっても、乾燥しているため一時的になってしまいます。そのような事を考え、修復させて頂きました。

Before After
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バッグ内側の口元に元のお色に近い部分がございましたので、そちらのお色に合わせお色を入れさせていただきました。

その後、風合いを付けるために染めさせて頂きました。今回のように修復することで、あめ色に変化してきませんが、雨じみは着きにくくなりました。

いかがでしょうか?

 

 

革修理と言いましても、いろいろな方法がございます。

 

まずは気になる革製品がございましたら、お気軽にご相談下さい。

 

それでは、ご連絡お待ちしております。

革研究所の陶山でした。

 

 

 

 

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