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シャネル白バッグの汚れが気になる方必見!濃いお色に変えるカラーチェンジ方法

2017年06月1日

革素材のバッグ・財布・靴・ジャケット・椅子・ソファ

 

長く使っていきたいな~

と、思っても!

 

現在のお色が白色とかベージュとかですと、やはり汚れが目立ってきてしまうと思います!

お持ちのレザー製品の表面加工しだいで、取り除ける汚れと、染み込んでしまっている汚れがございます。

また、革バッグ・財布の革以外の部分(裏地等の布地)の汚れや匂い等が気になれば、洗浄クリーニングもございます。

 

染み込んでしまっている汚れを取り除く事ができない場合、やはりお色で修復していくしか方法はございません!

修理・修復しても、また同じように汚れてきたりしまう事を考え、お色を変えるカラーチェンジオプションもございます。

 

革研究所では、あなたのお持ちの皮革製品の状態を見ながら、色々な修復方法を提案させて頂きます!

 

 

 

皆さま おはようございます、革研究所 名古屋東店の陶山(すやま)です。

 

今回ご紹介させて頂きます商品は、シャネル【シャネル】マトラッセ チェーンショルダートートバッグの色替え修理です。白色のレザーバッグから黒色に色替えいたしました。もちろん、チェーンの中の革も取り出し染め直しいたしました。

また、口元が開いてしまいバッグの中が丸見えになってしまうと言う事で、サイド部分にホックを取付し、口が開かないようにも提案させて頂きました。

Before After
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角部分にはスレて革が毛羽立っている箇所もございました。もちろんこちらのスレ傷の修復をいたしました。

 

シャネルのバッグにはラムレザーが使用してあることが多いです。

ラムレザーは非常に柔らかい素材でありますので、その柔らかさも損なわれないよう色替え修理していきました。

 

※作業内容のご紹介

➀チェーンを分解し中の革を取り外し、金具や内袋等、塗料がかかってはいけない所をマスキング

②表面的なクリーニング

ここでの注意ができるだけ取り除く事がベストですが、取り除く行為で革を傷めてしまわないよう、注意

③革の中まで色を入れるため、染めていきます。

④スレ傷を埋めながら、表面を薄く作っていきます

⑤ある程度黒く染まっている状態なので、必要最小限の塗料を革の上に乗せていきます。

注意=染めただけでは、お色が落ちます。またある程度の革表面に強度も必要であるため、上に塗料を乗せ革を守る作業です。

⑥色止め(ベース価格内の標準作業)

こちらは、革の柔らかさを重視し数種類ある塗料を使い分けます。

⑦オプションのトップコート(防汚コーティング)

こちらも色止めですが、透明なコーティングでございます。雨カッパを一枚余分に着用したイメージです。

注意:⑥の色止めを⑦のみで対応する場合がございます。お色を入れた際は、必ず色止めが必要になります。

⑧手触り、塗膜剥がれ等を試験後、マスキングを剥がし、組み立てながら最終チャック

 

このような流れで、今回は作業をいたしました。

いかがでしょうか?

 

 

基本的には似たような作業をしていきますが、革の表面の加工しだいでは、まったく違う作業内容になります。

そのような事を考え、熟練の技術者がすべて手作業で作業していきます!

 

 

革研究所では、このようにその素材に合わせ、修理・修復・染め直ししていきます。

 

 

あなたの気にある革製品、まずはお気軽にご相談下さい!

フリーダイヤルより、お電話をいただくか、メールやラインにて画像を送っていただければ、尚お答えがスムースです。

その後前向きにご検討いただけるようでございましたら、郵送等で豊川工房に送っていただければと思います!

 

 

それでは、ご連絡・ご相談お待ちしております。

革研究所の陶山でした。

 

 

 

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